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~のんびり営業マンの日常~

合気道の審査について~審査方法・対策~

 

 

どうも、くぼじゅんです。

仕事が嫌になり、逃げ場所としてこのブログを始めました。

ネガティブ思考の23歳、将来に不安を感じながら時々ブログ更新中です。

 

久しぶりに合気道について書いていきます。

以前の記事で、「合気道には試合がないけど、その代わりに審査や演武がある。」と

書きました。

今日は合気道の審査について、ちょっと詳しく書いていきます。

合気道初心者の方に是非読んでいただきたいです!

 

 

合気道の審査について~審査方法・対策~

 

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●審査って何?

 

審査とは簡単に言うと、合気道における昇級や昇段試験のことです。

柔道や空手、または書道と同じように合気道では級段位制を取り入れています。

初心者は5級から始まり、まずは初段を目指します。5,4,3,2,1級の順に審査を受け、1級の次に初段の審査を受けます。初段以降は2段、3段…とまた審査があります。

 

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毎日稽古をすることはとても大切ですが、合気道では既定の時期に審査を受けなければ

昇級、昇段ができません。

初心者の方の当面の目標は、審査に向けて自分の技を磨いていくということになるでしょう。

 

●具体的に何をするの?

 

審査でやることは主に2つです。

 

①師範の前で指示された技を黙々と行う。

②二段以上は感想文(小論文)を書く。

 

初級者は感想文の提出がないので、①の技ですね。

技は基本的には審査要綱に記載されているものに沿って行いますが、必ずそれ通りに指示されるというわけではありません。

その時の師範の気分、また受験者の適性を見て臨機応変に多様な技を指示されます。

そのため審査で行う技を事前に知ることはできません。

審査要綱に限らず、色々な技が出来ているのがベストです。

 

以下が合気会で決められている審査要綱になります。

 

受験段級 受験資格日数 審査内容
    一教 二教 三教 四教 五教 四方投げ 入身投げ 小手返し 回転投げ 天地投げ 自由技 呼吸法
五級 入会後30日以上稽古した者 正面打         片手取 正面打         座技
四級 五級取得後40日以上稽古した者 正面打 肩取       横面打 正面打         座技
参級 四級取得後50日以上稽古した者 正面打(座技および立技)   両手取
横面打
正面打・突   両手取   座技
弐級 参級取得後50日以上稽古した者 正面打(座技および立技)
肩取(座技および立技)
  片手取
(半身半立)
正面打・突(立技)
片手取(立技)
片手取 両手取 片手取 座技
壱級 弐級取得後60日以上稽古した者 正面打(座技および立技)
横面打(座技および立技)
肩取(座技および立技)
後両手取
横面打 片手取
両手取
(半身半立および立技)
正面打・突
片手取
両手取 片手取
両手取
諸手取
座技
立技
初段 壱級取得後70日以上稽古した者
(年齢15才以上)
徒手技法(座技・半身半立・立技で面・肩・胸・肘・手・後など各部の技)
弐段 初段允可後1年
以上稽古した者(稽古日数200日以上)
初段審査内容に短刀取・二人掛を加える。合気道に関する感想文を提出する。
参段 弐段允可後2年
以上稽古した者(稽古日数300日以上)
弐段審査内容に太刀取・杖取・多人数掛を加える。合気道に関する感想文を提出する(課題を指定する)。
四段 参段允可後3年
以上稽古した者 (稽古日数400日以上,年齢22才以上)
参段審査内容に基いて、自由技・小論文を加える。

適要
・受験資格日数をよく厳守して、審査の届けは受験日の三日前までに審査料を添えて提出する。
・感想文および小論文は、審査用紙に添えて提出する。
・暑中・寒中稽古の皆勤を考慮に入れる。
・初段受験資格の年齢は満15才以上、四段は満22才とする。
・審査は、主たる稽古道場で受験することを原則とする。ただし、やむを得ぬ事情で他の道場において審査を希望する場合は、両道場の
  指導責任者の認可を必要とする。
・受けの相手を選ぶ場合には、原則として同じ段級の者とする。
・審査員の「止め」のかかるまで同一技を左右・表裏と数回行う。

審査要項 | 公益財団法人合気会

 

1級までは基本技が多く、初段以上になると応用技が増えてきます。

段が上がるほど技が厳しく評価されるようになり、技の種類も増えていくので、途中で息切れしないよう体力強化も大切になってきます。

しっかり準備して備えましょう。 

 

●審査を受けてみた感想

 

毎回、審査前はとても緊張します。

・しっかり技が出てくるか。

・体力が持つか。

・自分の合気道をやり切れるか。etc…

 

僕は高校時代に合気道を始めて以来、現在まで続けているので幾度となく審査を受けていますが、審査の日はこんなことをずっと考えていました。

しかし実際に始まってしまうと、そんな物思いはする暇がないくらい技に集中できます。

毎日、考えながら稽古をしていれば技は体に染みついて、無意識のうちにできるようになります。

 

●審査の対策は?

 

僕が審査前の稽古で意識していたのはこの2つです。

 

・苦手な技を無くす。

・体力(スタミナ)、集中力を強化する。

 

…なんだか大学受験みたいですね。

 

苦手な技を無くすのは、前述の通り審査ではどんな技が指示されるか分からないからです。

本番は緊張しているため動きが硬くなるので、思うように体が動かないことがあります。

その上苦手な技が指示されれば、パニックになってしまう可能性もあります。

 

審査中に動きが止まってしまうのは一番のマイナスポイントです。

 

多くの技を覚えるには相応の稽古量が必要になり、受験者にはかなりの負担になりますが、それが審査です。

 

また審査の途中にスタミナが切れてしまっては実力を出し切れません。

体力、集中力のアップもしておきましょう。

長時間技を連続でやり続けると、想像以上に体力を消耗します。

スタミナ切れは技のキレや精度に直結するので、せっかく稽古をしていても力を出し切れない、なんてことになりかねません。

 

自分の納得のいく技を最後まで続けるためにも、体力・集中力のアップは必須です。

 

試合のない合気道は、他人と競うことがありません。

しかし、稽古量の差は確実に出ます。

やはり正しい稽古を続けている人の技は上手いし、何も考えずにダラダラ稽古している人は技もそれなりです。

 

稽古に行き詰ってきたらこの記事でも読んでモチベーションアップしましょう。

 

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●まとめ

審査とは自分の稽古の成果を確認する場所でもあります。

正しい稽古は決して自分を裏切りません。

頑張ってください。

 

…なんだかいつも以上に真面目な記事になってしまいましたね。

 

それでは今日はここまで。

またお会いしましょう。 

 

最後にもう一記事いかがですか? 

 

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