合気道について~転換・初級編~
どうも、くぼじゅんです。
今日は合気道の転換について書いていきます。
合気道の最も基本的な動作の一つ、それが転換です。
合気道の稽古をする上で、この転換という動作の練習は欠かせません。
受け身と同じくらい大切な練習です。
合気道について~転換・初級編~
こちらも併せてどうぞ↓↓↓
●そもそも転換とは?
転換とは合気道に於いて基本中の基本の体捌きです。
転換は合気道の技のいたるところで見受けられます。
同じ動作でも転換の上手さで技の熟練度も変わり、どれ程稽古を積んできたかわかるようになります。
●転換のやり方
①まずは左右どちらでも良いので半身で構えます。
②構えたら前足を半歩踏み出し、その足を軸にして180度体を回転させます。
③回転させたら自分がいた場所と向き合うように、同じ半身をとります。足が畳から離れすぎてはいけません。すり足で行います。
これだけです。
たったこれだけの動作ですが、これこそが合気道の基本中の基本の体捌きです。
●転換の練習方法
転換の練習は一人でもできます。
まず、畳の縦線に合わせて半身を取りましょう。
半身を作ったらその場で一度転換します。
…足が線から外れていませんか?
畳の線に合わせて、転換した際にも線からずれないように練習しましょう。
線からずれてしまうのは、転換した際に体の重心がブレてしまうからです。
重心のブレは技を安定させなくなり、体勢を崩しかねません。
畳の線から外れることがなくなるまで、練習してみましょう。
数をこなせば良いというわけではありません。転換の動作一つ一つを意識しながら行ってください。
一点、注意があります。
畳の線を気にしていると、どうしても視線が下に向いてしまい背中が丸くなりがちです。
技を行う上で背筋が曲がってしまうのは、あまり美しくありません。
出来るだけ自分の視線は正面から動かさず、感覚で廻れるようになりましょう。
●転換のコツ
転換した際、畳の線から外れてしまうのは重心がブレているからです。
重心を安定させるためには半身を取った際、少し両膝を曲げて腰を落としてみましょう。始めは足の筋肉に負荷がかかるため少しキツいかもしれません。
しかし腰を落とすことで体勢は安定し、きれいに廻れるようになります。
技を行う上でも足腰の筋肉は重要です。スクワットで筋トレをする必要はありませんが、動作の一つ一つで腰を落とすように意識しましょう。
そうすれば知らないうちに筋肉がつき、体が安定していきます。
●転換をもっときれいに
腰を落としてブレずに転換出来たら、一歩先へ進みましょう。
今度は、後ろ足を廻す半径を小さくしてみましょう。
体がブレていなくても、転換の動作自体が大きすぎては技の見栄えが悪くなります。
出来るだけ小さく回り、無駄な動きが出ないように心がけましょう。
●まとめ
転換は合気道の稽古をする上で欠かせない動作です。
合気道を続けるなら、何千回、何万回と転換をすることになるでしょう。
初心者だけでなく初段以上の有段者も、転換を意識して稽古ができると技が上達します。
基本だからといって疎かにせず、稽古を積んでいきましょう!
それでは、今日はここまで。
またお会いしましょう。