オススメ小説について語る【本日は大安なり/辻村深月】
どうも、くぼじゅんです。
久しぶりの小説紹介です。
『本日は大安なり』/辻村深月
●あらすじ
11月22日、大安。県下有数の高級結婚式場では、4月の結婚式が行われることになっていた。だが、プランナーの多香子は、クレーマー新婦の式がつつがなく進むか気が気ではない。白須家の控え室からは大切な物がなくなり、朝から式場をうろつくあやしい男が1人。美人双子姉妹はそれぞれ、何やらたくらみを秘めているようで―。思惑を胸に、華燭の典に臨む彼らの未来は?エンタメ史上最強の結婚式小説!
安定的な人気を誇る辻村深月さんの作品。
主人公は結婚式場で働くウェディングプランナーの多香子。
それぞれの事情を抱えながら式を挙げる4組の夫婦と、その家族の物語です。
ウェディングプランナーの苦悩ややりがいが伝わってきました。
結婚とは?結婚式とは?
いろいろ考えてしまいました笑
ストーリーも最高です。
序盤の伏線をきれいに回収していました。
読了後にもう一度読み返したくなる一冊です!
結婚とか、恋愛とかのジャンルを読むと、相手を「束縛」する男女が描かれていますよね。
僕は独身ですが、正直、束縛をする男性の気持ちがよく理解できません。
「他の男と連絡を取らないでくれ」
「男のいる飲み会には参加しないでくれ」
「女性の友達ともあまり遊ばず、家に居てくれ」
どうして他人にそこまで縛られなければいけないのか。
少し僕の偏見があるかもしれませんが、束縛する人は総じて自分勝手だと思います。
もちろん、相手に浮気や不倫をしてほしくないという気持ちは分かります。
しかしその予防策として、相手に異性との接点を作らないよう強要することが
理解できません。
相手を信頼していれば、そんな心配は無いのに…。
束縛という行為は、相手を信頼していないからこそしてしまうものだと思います。
しかし、中には束縛されて嬉しいと思う人いるようですね。
「彼が私のことを好きすぎて、束縛してくる!笑」
相手が自分を思っていてくれて嬉しい!という気持ち分かりますが、果たしてそれは
本当の愛情でしょうか?
…少し脱線しましたが、束縛の話はこの本を読んで気になったことの一つです。
是非読んでみてください!
それでは、今日はここまで。
またお会いしましょう。