おススメ小説レビュー【かがみの孤城/辻村深月】
どうも、くぼじゅんです。
今日はオススメの小説について書いてきます。
『かがみの孤城』/辻村深月
●あらすじ
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
辻村深月さんの新作ですね。
僕は辻村さんの本が大好きで、一時は毎日読み耽っていました。
繊細な心情描写とそそられる設定、そして最後の伏線回収と
読めば読むほど抜けられなくなります!
今回の作品もそうでした。
学校に通えない子供たちの気持ちが、痛いほど伝わってきて
切ない気持ちになりました。
辻村さんの作品の好きなところは、現実にスプーン一杯くらいの
ファンタジーを溶かしているようなストーリーです。
ベースは日常、しかしただの日常ではなくちょっと不思議なことが起こります。
今作は、不登校の主人公の部屋の中にある鏡が、突然光り始めます。
鏡の中に誘われる主人公を待つのは、日常からの救済?それとも…。
少しだけのファンタジーってなんだか憧れますよね。
不登校の子供たちの気持ちは、よくわかります。
僕は不登校にはならなかったけれど、学校が楽しくないと思った時期は
ありました。
それでも僕は両親に心配をかけたくなくて、ストレスで吐きそうになりながらも
学校へ通いました。
今考えると、どうしてそこまでして学校に行ってたんだろうと
思うようになりました。一日くらい仮病を使って休むこともできたのに笑
…少し脱線しましたが、『かがみの孤城』は僕みたいな経験のある人なら
かなり共感できると思います。
また、今学校で悩んでいる子供たちにも読んでほしいです!
学校だけが世界じゃないから。
それでは、今日はここまで。
またお会いしましょう。
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