日馬富士暴行事件~角界の上下関係としきたり~
どうも、くぼじゅんです。
今日は日馬富士の暴行事件について、思ったことを書いていきます。
まずは概要から。
現役横綱のモンゴル人力士、日馬富士。
お酒の席で貴ノ岩の先輩力士への振る舞いを注意している途中、
貴ノ岩のスマホが鳴り操作したことに立腹。
ビール瓶で頭部を殴りつけ、貴ノ岩は全治2週間の怪我を負った。
うーん、、なんというか、理不尽な事件ですね。
目上の人から注意を受けている際、スマホを操作してしまうのはどうかと思いますが、
それでいきなり殴りつけるのは一言で表すなら理不尽です。
日馬富士は以前から酒癖が悪かったそうですが、酔っていたとはいえ同じ力士に暴行を加えるのは横綱としてあるまじき行為です。
貴ノ岩の先輩力士への振る舞いから、今回の事件に繋がってしまいましたが
角界の上下関係ってどうなっているのでしょうか?
「角界の上下関係は凄く厳しい。」とテレビか何かで聞いたことはありますが、
実際どのようなものなのか。
少し調べてみました!
●角界の上下関係
前提として、相撲協会内では「番付」が重視されるようです。上から、
横綱>大関>関脇>小結>…etc
このように番付があり、相撲協会のホームページにも掲載されています。
番付=地位のような感じですかね。
しかし番付とは別に兄弟子、弟弟子などの上下関係が存在します。
相撲部屋に入った順に決められていて、入門当初は兄弟子にいろいろ教えてもらいながら、且つ兄弟子の世話を焼くのが通例のようです。
こんな記事を見つけました!
エジプト出身の力士、大砂嵐について大嶽親方がインタビューに応えています。
「つい最近も大砂嵐が兄弟子だった付き人に『おい』と呼びかけたので、その場できつくしかった。強くなっても常に謙虚であれ、と教えている。線路が少しずれたらすぐに直す。先に行ってしまうとどんどん変な方向に行く」
強くなって番付が上がっても、兄弟子には敬意を払うように指導しています。
やはり番付だけではなく入門のキャリアも重視されるんですね。
また少し昔の記事ですが、元大関の琴欧州が角界のしきたりや上下関係について語っています。
兄弟子のお使いは全て徒歩…。
うーん、厳しい世界です。
この相撲界のしきたりや上下関係を考えると、お酒の席での貴ノ岩の振る舞いは、
少し無礼に見えてしまいますね。
しかし、ビール瓶で殴っていい理由にはなりません。
無礼なふるまいをしても暴力に頼らず注意した方が、貴ノ岩のためにもなるはずです。
横綱として、部屋は違えど相撲界の発展のため、後進の育成にも力を入れてほしかったですね。
それでは、今日はここまで。
またお会いしましょう。